JR発足20周年青春18きっぷで行く、サンクスフェスタ&宮地岳線乗車の旅A

2007年(平成19年)3月24日(土)、管理人は「サンクスフェスタIN九州鉄道記念館」と部分廃止が予定されている西鉄宮地岳線の乗車に行ってきました。

 シミュレータのそばにある鉄道ジオラマでは、12:00からの運転が行われていた。

   走る車両は、JR九州の普通列車からJR西日本の500系「のぞみ」などで、前回来た時にはなかった800系「つばめ」も追加されていた。しかし、寝台特急は、前回は「はやぶさ・さくら」だったが、今回は「はやぶさ」だけになっていた。当然と言えば当然だが、ふと「さくら」が無くなった寂しさが久々に思い出された。しかし、ナレーターと走行シーンや車内の様子を流すモニターは、夜行列車の魅力をよく伝えており、そこは大変嬉しかった。

 時間が少なくなってきたので、2階の展示物を少し見て回った。もう少し時間があれば、特設展示の鉄道警察隊の特集もゆっくり見たかったのだが。20周年ということもあり、JR九州発足20年間の鉄道の話題がパネルで紹介されていて、中にはつい最近行われたJR貨物のEF81形による「あかつき」代行牽引の写真もあった。

   外に出ると、雨はやんでいて、特設ステージではキャラクターショーが始まっており、子供たちの歓声が飛んでいた。もう一度鉄道部品販売のところに寄り、100円の門司鉄道局ネクタイピンを買った。

 最後に鉄道車両展示へ。ここには、寝台特急電車の581系や481系、キハ07形、電気機関車や蒸気機関車、石炭車などが展示されていて、車内に入ることも可能だ。ただし、581系は近郊型改造された715系を復元したもので、車内は当時のままとなっていた。また、キハ07形は、文化財的価値が高いので、車内に入る際はスリッパに履き替える必要がある(写真は左から外観、車内)。

 

 記念館を出発する前に、入り口付近の抽選会場で入るときにもらった抽選券を提示してくじを引いた。結果は残念賞だったが、紙を挟むクリップとJR九州オリジナルポストカードがプレゼントされ、末等の割にはなかなかの賞品だった。

 12:30頃、九州鉄道記念館を後にした。途中に踏切があった。この踏切は、貨物線の跡のものだという。遮断機は撤去され、警報機は門司港レトロ地区に不似合いな黒いビニールで覆われていた。しかし、将来、この貨物線にトロッコ列車を走らせるという計画もあるそうだ。

 門司港駅からは、羽犬塚行き(写真左)の準快速に乗車。

 改札口に近い後ろ3両は乗客が多かったので、前3両に乗った。すると、何やら新車の臭いがするじゃないか、と思って車両番号を見ると、今年登場したばかりの813系1100番台(R1104編成)だった。幸い、先頭車には誰も乗っておらず、撮影のチャンスとばかりに、車内全景を撮影した。

 次の小森江駅は、先頭車が最も改札口に近いので、たくさんの乗客が乗ってきた。しかし、小森江駅は小さな駅なので、満席になることはなかった。門司駅停車中に、少し離れたホームに停まっている国鉄色の415系を目撃した。国鉄色の415系は、今までに何度か見たことがあるものの、乗ったことがないので、いつか乗ってみたい電車の一つだ(車内は一般車両とあまり変わらないと思うが)。

 電車が八幡駅に停車した。この駅はすぐに発車するはずだったが、なかなか発車しなかった。すると、「ただ今、八幡―黒崎間で線路に異常を感知しました。そのため、当列車はしばらく停車いたします。お急ぎのところ、申し訳ございません」という車内放送が行われた。その直後、上りの特急「ソニック」が通過したので、問題なのは下り線だけだったのだろうか。今日は、雨の上に風も強いので、ゴミか何かを誤って感知したのか、と思っていると、ようやく運行再開の放送が行われた。列車は4分遅れて八幡駅を発車した。  

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