JR発足20周年記念青春18きっぷで行く、北九州・中津ローカル旅行@

今回の目的は盛りだくさん。813系1100番台、北九州貨物ターミナル駅5周年記念祭、JR九州スタンプラリー「中津駅」訪問などなど。

 今年の春は、「青春18キッパー」にとって、大変嬉しい季節となった。何と、通常11500円の発売額が、今春に限って8000円。1日あたり1600円であり、使い方次第では東京―九州間3200円旅行が実現することになった。

 青春18きっぷのファンである私も買った。東京まで行かないにしても、佐賀―博多間を往復するだけで元が取れてしまうのだから、買わないわけにはいかなかったのである。ちょうど、「北九州貨物ターミナル駅」で、5周年記念祭のイベントが行われるという情報をゲットしたので、2007年(平成19年)3月4日、第一日目の旅行を実行することとなった。

 当日。私は5:50に起床し、ようやく空が薄明るくなってきた頃に自宅を出発した。佐賀駅で早速青春18きっぷを購入。今回は本券に案内券が3枚添付されていた。2枚は通常の案内券で、もう一枚は「ムーンライトながら」の時刻と指定席区間の変更の案内だった。やはり、青春18きっぷと「ムーンライトながら」の関係は密接であるようだ。

 佐賀6:35発の普通電車(鳥栖から快速)に乗車。811系の8両編成だったが、1両にわずか数人しか乗っていなかった。

 5周年記念祭は、午前10時から始まることになっているが、基山⇒鳥栖間で先月に運用を開始した813系1100番台の乗車を行う予定なので、この時間帯の出発になったのである。813系1100番台は、大型LED表示が特徴で、行き先が見やすくなったという声がある反面、デザインが損なわれたという意見があるのも事実である。鳥栖から快速運転となり、基山駅には7:05に到着した。一旦途中下車し、駅舎を撮影した。昨年12月にも駅舎を撮影していたが、まだ暗かったので、今回は撮り直しである。

 ホームに戻って、熊本行きの普通電車を待った。この電車では「必ず813系1100番台が運用される」という情報をゲットしていて、実際に1100番台がやって来た。私は、1100番台を見るのも乗るのも、初めてである。

 車内は、新車らしい人工的な臭いが漂っていた。座席はほぼ満席で、立つことになった。白を基調にした車内は、先輩の813系1000番台に準じているようだった。個人的に、車内には不満がないのだが、やはりデザインがなぁ・・・。今度登場する電車は、デザイン性を落とさずに実用性を高めて欲しいと思う。なお、当サイトでは、813系1100番台の特集を行っているので、詳細はそちらで確認して欲しい。

 鳥栖駅で降り、側面のLED表示を撮影した。しかし、表示機下の窓は、少し小さめになっていて、側面の統一感に欠けているのが気になった。

 鳥栖駅で途中下車し、駅前のベンチに座って、少し朝の空気に浸った後、ホームに戻って、次の門司港行き快速を待った。電車は、数分遅れて鳥栖駅に入線した。

 日曜日ということもあり、車内は空いていた。二日市発車後でもちらほら立ち席が出るくらいだった。

 小倉駅で、普通電車門司港行きに乗り換えた。今まで乗ってきた快速も門司港行きだったのであるが、車内放送によれば、普通電車の方が先に発車するということだったからである。乗り換えた電車は、811系スペースワールド編成だった。

 実は、5周年記念祭に行く前に、小森江駅で駅舎の撮影を行うことにしているので、一旦門司駅を通り越して、小森江駅で下車した。小森江駅は小さな駅だったが、やさしそうな年配の駅員さんがいて、雰囲気そのままに、利用客に声をかけていた。

 すぐにホームに戻り、小倉方面行きの817系に乗り、門司駅で下車した。門司駅からは、何やらリュックサックやバッグを背負った人々が同じ方向に向かって歩いており、その雰囲気で目的が同じであることを察知した。

 10分ほど歩くと、水色の法被を着たJR貨物の関係者が立っていて、「会場は右側です」と案内していた。北九州貨物ターミナル駅は、もう目の前だった。

    鹿児島本線下り線の踏切を渡ってすぐの入り口付近では、昨年から九州で走り始めたEH500形の試乗会が行われていた。試乗会といっても、実際に走らせるものではなく、ただ単に運転席に乗るだけというものだったようだ。よく見れば架線もないし・・・。

Aへ

旅行記&特集へ

トップへ