JR発足20周年記念青春18きっぷで行く、北九州・中津ローカル旅行A

今回の目的は盛りだくさん。813系1100番台、北九州貨物ターミナル駅5周年記念祭、JR九州スタンプラリー「中津駅」訪問などなど。

  さらに進むと、本会場のゲートがあった。物産市やステージ、鉄道部品販売はこちらにあるようで、開始時刻前なのに人だかりができていた。私の目的は、鉄道部品販売なので、そこに行ってみた。様々なものが売られていたが、中には「これ、旅客鉄道のものだろ・・・」というものもあった。

 オークションには、行き先表示板や方向幕が出品されていた。私は、オークションを買うまでの資金は用意していなかったので、参加する気は全くなかった。それにしても、あの紺の行き先表示板って、今時使っている列車はもうほとんどないはず・・・。長年どこかの倉庫に保管していたのだろうか。

 さて、係員が「整理券を持っている方が優先ですので。持っていない方は整理券番号114の方の後ろに並んでください」と案内を始めたので、多くの人が移動を始めた。しかし、私を含め、集まっていた半分くらいの人は整理券の話をまったく聞いておらず、動揺していた。私たちは、しぶしぶ従って並んだ。

 10:00、主催者のあいさつとともに、部品の販売が開始された。ルールは「1回5人ずつの入場で、整理券を持っている人から」「購入点数は一人3点まで」だった。しかし、販売開始直後、トラブルが発生した。事の発端は、関西弁のメガネ青年が「あのおばちゃん、整理券持ってへんで!」と叫んだことに始まる。指摘されたその中年女性は、知らん顔して追いかける係員の手を逃れつつも、部品を買いあさるという信じられない行為をしていた。しかし、そのメガネ青年も「これだから筑豊の女は!」という、柳○大臣並みのひどすぎる暴言を吐いた上に、自分の番になると猛獣のごとく部品に飛びついていた。結局、あのメガネ青年もあの中年女性と同レベルの人間だったのである。

 しかし、主催者側も運営の流れが悪すぎた。というのも、入場制限で整理券番号5番ずつ(5人ずつ)となっており、1回に3〜5分程度も要していたため、50人が終わるのに40分もかかった。その番号を持った整理券の人がいないと、その人が来るまで係員が何度も呼んで探したことも、時間がかかりすぎた原因だった。

 そして、40分以上も待って行われた案内が、「時間がかかりますので、並んでいる方は他のコーナーを見ていてください」。これには、並んでいた人たちの一部からブーイングが飛び出した。しかし、どうしようもなかったので、私は機関車展示の撮影に向かった。

 機関車展示にも、多くの人が集まっていた。私は、群集の隙間から、何とか機関車3両を撮影した。展示されていたのは、EH500形50号機、EF81形304号機、ED76形1013号機で、いずれもヘッドマークを取り付けていた。その隣では、DE10形が入れ替え作業を行うなど、通常業務が行われていた。

 再び元の場所並ぶこと20分。ようやく順番が回ってきた。しかし、あくまでも「1回5人ずつの入場」「購入点数は一人3点まで」だったので、やはり運営の流れは悪いままだった。

 私の番になった。いろいろ選んだり、係員に質問したりしてみたが、最終的に「アクリル遮光板」(1000円)と「網棚の支え」(200円)、それに「機関士の帽子」(300円)を購入し、カウンターで1500円を支払った。カウンターの係員は、「破けるといけないから」と袋を2枚重ねにしてくれた。これはもれなくプレゼントなのだが、袋の中には「JR貨物」のロゴ入りつまようじ入れ2箱とオリジナルクリアファイル1枚も入っていた。

 鉄道部品売り場のそばには、「富士」「彗星」「カートレイン」などといったヘッドマークが展示されていて、何人かの人が撮影していたので、私も撮影した。

 しかし、1枚撮影したところで「ちょっと、何撮っているの」と言われ、それ以上撮影できなかった。しかし、撮影禁止とはどこにも書いてなかったし、このイベントの内容にも「ヘッドマーク展示」と案内されていた。どう考えても、この係員の指示は理解できない。

 時刻は既に11:30を回っていた。はぁ・・・まだ一日の半分も過ぎていないのに、かなり疲れた。主催者の運営も流れが悪かったし、利用者のマナーも悪すぎである。先述した例以外にも、尖った焼き鳥の串を加えながら歩く人もいた。もし、他の人の目に刺さったり、自分の喉を突き刺してしまったりしたら、イベントどころではなかろうに。昨年の小倉工場ほどの悪さではなかったが、今回のイベントも決して良いとは言えなかった。おすすめ度を五つ星最高で表すならば、★★。厳しいかもしれないが、正直な感想では、これが妥当だと思う。

 11:40頃に会場を後にし、門司駅へ向かった。今日は、春をちょっと通り過ぎたような暖かさで、重たい荷物を持っているものだから、少し汗が出てくるくらいだった。

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