新春・寝台特急「はやぶさ・富士」撮影&0系新幹線乗車旅行A

寝台特急「はやぶさ・富士」の撮影と0系新幹線の乗車を主な目的とした旅行です。。

 改札口に入り、寝台特急「はやぶさ・富士」の入線する4番乗り場に向かった。今日は撮影者が少なかったので、広島寄り側ホームで撮影することにした。「はやぶさ・富士」を待っている間、上り線を数少なくなったステンレス地肌のEF81形304号機が通過した。

 数分後、目の前をEF81形410号機が通過した。おそらく、「はやぶさ・富士」の牽引機であろう。

   今度は下り線をEF81形301号機が通過した。九州に向っているのだろう。朝日に照らされたEF81形は、ウォォォンという唸り声を上げながら、長い長い貨車を牽いていた。

   8:33、建物の影からEF66形が顔を出した。寝台特急「はやぶさ・富士」である。東京から1000km以上走ってきたが、今日もほぼ定着である。列車は、機関車を含めて13両もの編成でカーブを描きながら、下関駅に入線した。

   

   入線写真を撮り終えると、今度は門司寄りのホームに向かった。機関車交代が行われるからである。この“儀式”を見ようと、乗客たちが集まり始めていた。私も早速撮影を開始した。

 

   連結器の切り離しが完了すると、機関士さんが「出発進行」の合図をして、機関車だけがゆっくりと動き始めた。

   そして、今度は先ほどのEF81形410号機が入線し、連結した。

 

 

   私が移動しようと列車の停車していない方のホームの端をゆっくり歩いていると、前から頭の薄い男が太陽光を反射させながら走ってきて、「あ〜くそ!どけコラ!」と言ってきた。どうやら、「はやぶさ・富士」の乗客らしい。ゆっくり歩いていた私も悪いだろうが、しかしながら、いくらおでこに“ヘッドライト”を光らせているとは言え、ホームを走りながら他人に「あ〜くそ!どけコラ!」と言うのは、あまりにも大人気ない行為である。こういう品位のない人間に、鉄道を撮って欲しくないし、鉄道を利用して欲しくもない。一旦、そのてかり頭を冷やしてもらいたいものだ。

 8:38、列車は下関駅を発車した。私は、415系1500番台の新田原行きに乗って、門司駅に向かった。

   門司駅に着いたとき、「はやぶさ」の方は機関車を連結し終わり、もう発車しようとしているところだった。なので、「はやぶさ」の撮影はできなかった。「はやぶさ」が発車して間もなく、上りホームをEH500形が通過していった。EH500形が本線走行しているのを撮影するのは、初めてである。

一方、客車だけとなった「富士」は、今か今かと機関車を待っていた。間もなく、ED76形92号機が入線してきた。

 作業員さんの指示に従って、ゆっくりと近づいてきて、そして連結した。

 「富士」のヘッドマークは、一部塗装が剥げ落ちていた。「鉄道ファン3月号」を見る限り、去年12月に撮影された写真にも、この塗装の剥げたヘッドマークが載っていたので、1ヶ月以上そのままになっているということである。ちなみに、同書によれば、一回り小さいヘッドマークが新製されたようだ。

 発車間際になると、乗客たちが皆車内に戻ってしまったので、ホームは閑散となった。

 9:10、列車は門司駅を発車した。「はやぶさ」に比べて、「富士」の方が乗車率が低いと言われており、今後の動向が注目される。

 私は門司港駅に行くために、門司港行きの817系に乗った。門司港駅が、スタンプラリーのスタンプ設置駅だからである。

 約10分ほどの乗車で、門司港駅に到着した。かつては九州と本州や台湾などを結ぶ拠点として栄えた門司港。今も残るただ広いホームが、当時の賑わいを偲ばせている。

 早速、門司港駅を出て、駅舎を撮影した。

 建物の間からは、さっきまでいた下関の街が見えていた。

 駅舎を撮影していると、人力車が3台やってきた。駅前に3台全てが並べられると、牽いていた若い男性たちが、駅前の掃除を始めた。おそらく、この人力車は観光目的に復活したものだと思うが、大正時代建築の駅舎と人力車の組み合わせがなかなか面白く、一緒に撮影した。

 時間が無くなってきたので、スタンプの置いてある「みどりの窓口」に向かった。スタンプはどこにあるのか・・・と探すと、入って右手の奥にちょこんと置いてあった。別に駅員さんに顔写真を見せる必要はないらしい。とすれば、あの証明写真を撮る必要はなかったのでは・・・。真面目に生きてはバカを見る、というのは、このことかもしれない。元を辿れば、JR九州がプリーズ誌面できちんと説明していなかったというのが、根本的な原因である。私は、2回もバカを見てしまったことになる。

 駅舎内部を撮影して、改札口に入った。

 このとき気づいたのだが、門司港駅の駅員さんは、全員昔の制服をイメージした黒っぽいものを着ていた。ついでに言えば、自動改札機や電光表示をやめて、とことん昔の駅を復元して欲しいと思う。

 次の小倉方面行きは、811系快速南福岡行き。よく見ると、P1編成だった。

 そう言えば、パスポートがどんなものか写真を掲載していなかった。こちらがそのパスポートである。

   こうなれば、スタンプラリーが終了する7月までに集められる分だけスタンプを押して、なるべく良い賞品をゲットして、元を取るしかない。そう思って、パスポートをリュックサックの中に入れた。

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