JR発足20周年青春18きっぷで行く、サンクスフェスタ&宮地岳線乗車の旅D

2007年(平成19年)3月24日(土)、管理人は「サンクスフェスタIN九州鉄道記念館」と部分廃止が予定されている西鉄宮地岳線の乗車に行ってきました。

 次の宮地岳駅で早速途中下車した。このとき初めて知ったが、西鉄では途中下車するごとに、必ず途中下車印を押してくれるようになっている。JRは、申告しなければならず、中には明らかに「あ〜、めんどくせ〜」という顔をする駅員氏もおり、押した後で「申告しなきゃ良かったな」と後悔することも多い。それとは対照的に、西鉄ではにこやかに対応してくれた。やはり、元国鉄か根からの民間企業かの違いが原因なのだろうか。

 駅を出て、早速駅舎を撮影。本駅舎の隣に、臨時の改札口もあった。

 駅の西側は田園地帯になっていたので、そこで撮影することにした。しかし、ただ電車を撮るだけでは面白くないので、廃線後は撤去されるであろう踏切を“主人公”にして撮影してみた。

 踏切から宮地岳駅のホームを撮影。単式ホームだけという駅は、ローカル私鉄らしい雰囲気を出していた。

 また雨が降ってきた。傘を差しながら、もう1回踏切とそこを通過する津屋崎行きの電車を同じように撮影した。撮影後、さらに雨がひどくなってきたので、駅舎に戻った。

 次の貝塚行き電車に乗り、次の下車予定駅・西鉄新宮駅に向かった。

 電車の車内はやはりガラガラだった。あまり乗客が増えないまま、西鉄新宮駅に到着した。しかし、西鉄新宮駅には、ホームを埋め尽くすばかりの高校生が待っていた。当初は三苫(みとま)―津屋崎間の廃止だったそうだが、その後、西鉄新宮―津屋崎間に区間が短縮されたそうだ。区間短縮されたのは、この高校生たちの通学が大きかったのだろう。

 部分廃止後は終着駅になる西鉄新宮駅では、その関連と思われる工事が既に行われていた。

 途中下車して駅舎を撮影した。

 駅の横でも、留置線か何かを造るためなのか、工事が行われていた。

 駅から徒歩3分ほどの場所で、宮地岳線の電車を撮影した。一直線の線路を走り去ってゆく313系。懐かしい顔をしているだけに、その後姿からは哀愁も感じられた。

 17:35、貝塚行きの電車に乗車。少し時間がかかりすぎたので、当初貝塚駅まで乗りとおす予定にしていたものを、JR駅と同居している西鉄千早駅で降りることにした。なお、津屋崎駅からの運賃は、どちらも370円なので、損ではなかった。

 西鉄和白駅を過ぎたあたりから、乗客の数が急激に増えてきて、最後には立ち席も出てきた。西鉄千早駅で下車した。ついでなので、外に出て駅舎も撮影した。

 千早駅から快速に乗って博多駅へ。このまま鳥栖方面へ抜けても良かったのだが、1本遅らせても佐賀に着く時間は変わらないので、いったん博多駅で降りた。と言うのも、もしかすると福北ゆたか線の817系1100番台を撮影できるかも・・・と密かに期待していたからだ。しかし、やって来たのは813系0番台だった。残念・・・。

 次の快速に乗って鳥栖駅へ。幸い、列の先頭から2番目に並んでいたので、座席に座ることができた。ところが、南福岡駅で先行させる特急が4分遅れ、快速もやはり4分遅れてしまった。鳥栖駅では同じホームで乗り換えができるのだが、接続時間は1分。これに間に合わなければ、30分も鳥栖駅で待たなければならない。

 鳥栖駅に着いた。早岐行きの415系8連の普通電車は発車時間を過ぎて待っていてくれた。少し遅れたため、佐賀駅には19:32頃の到着になった。電車は乗降が済むと、遅れを少しでも取り戻すべく、すぐに発車した。

 朝とは違い、この時間帯はバスが15分おきくらいにあるので、バスセンターで10分ほど待つと、自宅最寄りのバス停に停まる市営バスがやって来た。バスは新車らしく、外観も座席も内装もピカピカで、降車ボタンも少し変わった形をしていた。

 雨で大変だったものの、一応全ての目的を達成できた。もう少しお金があれば、部品販売でももっと買えたのに・・・というのが悔やまれるが仕方ない。宮地岳線の乗車は、今回が最後になると思っていたが、実は、6日後に京都旅行を控えていて、そのときにもう一度乗車しようと思っている。その日は、奇しくも西鉄新宮―宮地岳間最終運転日。この日は、感謝の気持ちを込めて、西鉄が何と無料運転を実施するという。絶対に乗りに行かなくては。

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