久大本線で行く、大分県有名(?)撮影地をめぐる旅E

管理人の先輩である豊之國男様(JourneyExpress web site管理人)に誘われて実行した旅行で、訪問した撮影地も全て豊之國男様の案内によるものです。

 豊之國男様は、由布院16:45着の列車で到着された。私たちは、由布院17:05発の特急「ゆふいんの森6号」(全車指定席)に乗ることにしていたので、ここからはようやく計画通りとなった。私が「ゆふいんの森」に乗るのは、正式にはこれが初めてである。既に改札口付近は、多くの観光客で溢れており、手にはお土産の袋が握られていた。16:50に改札が開始され、乗客たちはそれぞれの指定車両に向かっていた。しかし、私と豊之國男様は、指定を取った日が違ったため、私は4号車に、豊之國男様は2号車に乗ることになった。豊之國男様は、4号車を取ろうと試みたそうであるが、4号車は全て満席だったという。残念であるが、これは湯布院が盛況であることを示している。観光客用の特急列車が走っていること自体が、湯布院の魅力でもあるのだ。

 ハイデッカーなので、客室に入るには、デッキの階段を利用することになる。近くにいた人たちは、「何で階段なんてつけるんだろうねぇ」「不便やねぇ」と言っていたが、乗って車窓を見てそれに気づいたことだろう。  16:55頃、乗車が開始された。私の座席は、左側列の窓際だった。

 無人だった車内は、ものの1分で満席になった。私の隣には、女性が座った。17:05、列車は夕暮れの由布院駅を発車した。

 しばらくして、私はビュッフェに向かった。せっかく乗ったのだから、何か買わないと・・・と思ったからである。既に何人かが並んでいて、3分くらい待ってやっと購入できた。中には、孫にお土産を買うのか、女性一人でグッズに5000円も払った人もいた。最終的に、私はオリジナルキャンディを買った。

 席に戻ると、既に車内改札が終わっていた。すぐに出せるように、と座席に設置していた網にきっぷを入れておいたのであるが、親切にも隣の女性が車掌さんに提示してくれていた。私は2度お礼を言った。こうした親切は、私も大切にしたいと思う。

 豊後森駅に到着する頃には、既に太陽は沈んでいた。

 暗くなるにつれて、話し声がだんだんと寝息に変わってきた。

 日田駅を発車した後、ワゴンサービスが周ってくると、何人かの乗客が目を覚まして、飲み物を買っていた。ワゴンサービスが戻ってしばらくすると、今度はキャンディのサービスが行われた。キャンディは1個だけだったが、こうしたサービスはとても嬉しい。私もだんだんと眠たくなって、少し寝てしまい、起きたときは久留米駅に停車していた。しかし、列車内で寝た割には体が疲れておらず、ちょっと驚いた。気動車だったからなのか、この座席だからなのか。それは私にも分からない。

 降りるとき、やむを得ず隣の女性を起こしてしまうことになったが、「降りるのね。気をつけてね」と言ってくれた。鳥栖駅には18:53に到着した。

 7分の接続で早岐行きに乗車した。早岐行きは415系8連(前4両がステンレス車の1500番台)だった。

 約26分の乗車で、佐賀駅に到着した。

 一応、今回の旅行では全ての目的を達成できた。今回は大分県を中心に周ったのであるが、中でも、湯布院に滞在した時間は素晴らしいものだった。今度行くときは、絶対に温泉に入りたい。もちろん、あちこちから煙の出る別府もそうだし、「ゆふいんの森」も良かった。大分は、本当に良いところばかりである。また来たい、という観光地が大分にはたくさんあった。大分は、今後も観光県としての発展が期待できるだろう。

 

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