特集・キハ220形200番台

2006年(平成18年)7月29日からJR九州の久大本線(鳥栖まで乗り入れ)と豊肥本線で運用を開始したキハ220形200番台の特集です。

大分駅に入線するキハ220形。2006年8月4日・大分駅で撮影。

 キハ200系と言えば、JR九州における非電化ローカル線の主力車両だ。赤色をはじめ、快速「なのはな」で活躍する黄色い車両、快速「シーサイドライナー」で活躍する青い車両など、とてもカラフルな車両としても有名である。

 キハ200系には、片運転台のキハ200形と両運転台のキハ220形がある。番台別では、さらに細かく分類できるが、2006年(平成18年)7月29日にキハ220形の新番台車が運用を開始した。キハ220形200番台である。

日本一大きい!?前面に特大LED表示機

   200番台最大の特徴は、外観にある。例えば、前面の行き先表示機はLED表示になっただけでなく、おでこから少しはみ出すくらいの大きさになっている。また、側面の表示機もLED表示になったが、こちらは行き先だけでなく、バスのように経由駅まで表示できるのだ。なお、片側3ドアは従来どおりの数である。

変わったのは外観だけではない!

 車内も、今までにないような面白い構造となっている。特に、座席は、片側がロング+クロスだったら、反対側はクロス+ロングという配置になっている。ワンマン対応となっているため、整理券発行機が取り付けられているが、運賃表示には、液晶モニター方式を採用。運転席上部と真ん中のドア上部の三ヶ所設置されており、行き先や路線図、乗車時の注意等が表示される。窓ガラスは紫外線カットガラスになっているため、カーテンはない。また、ひじ置きや運転台補助席前後などには木が使われており、モケットシートとともに落ち着いた雰囲気を演出している。多目的トイレや車椅子スペースを取り付けるなど、利用者の立場を考えた設計となっている。

キハ220形200番台写真館

 

〜外観編〜

 

特大サイズの前面LED表示。2006年8月4日・大分駅で撮影。

経由駅表示が可能な側面のLED表示。2006年8月4日・大分駅で撮影。

〜車内編〜

 

車内の様子。2006年8月4日・キハ220形車内で撮影。

ロングシート。2人ずつ肘置きが設置されている。2006年8月4日・キハ220形車内で撮影。

助士席後ろをはじめ、各所に木材が使われている。2006年8月4日・キハ220形車内で撮影。

運転席後ろの液晶モニター。運賃を表示している。2006年8月4日・キハ220形車内で撮影。

前方風景。2006年8月4日・キハ220形車内で撮影。

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