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新観光列車・あそ1962特集

2006年(平成18年)7月22日から運行を開始した新しい観光列車「あそ1962」の特集です。

熊本駅構内にて回送中の「あそ1962」。2006年8月3日・熊本駅で撮影。

あそ1962誕生のきっかけ

 2005年(平成17年)8月28日、SL「あそBOY」の牽引機として親しまれた8620形58654号機が、老朽化や車両の不具合を理由に、多くの人々に惜しまれて引退した。引退後も復活を試みる作業が行われているものの、復活するのかしないのかでさえ不透明な状況だ。

 しかし、「あそBOY」が走っていた豊肥本線は、沿線に多くの観光地があり、観光利用を目的とする乗客が多かった。そのため、「あそBOY」廃止から1年も経たないうちに、「あそBOY」を受け継ぐ形で気動車による新たな観光列車が新設されることになった。名前は、「あそ」に、使用される気動車の1両であるキハ58形(キハ58−139)の製造年である1962年(昭和37年)を組み合わせた「あそ1962」に決定した。ちなみに、キハ28形は1965年(昭和40年)に製造されたものだ。

あそ1962の特徴・車内の解説

 運行開始日は、2006年(平成18年)7月22日。使用車両は、キハ28形(キハ28−2401・熊本寄り)とキハ58形(キハ58−139・宮地寄り)の2両で、運行区間は「あそBOY」と同じ熊本―宮地間である。

 車両は、昭和30年代をイメージしている。車体塗装は旧型客車を連想させるこげ茶色である。車内に設置されたモニターでは、阿蘇地区の観光案内のほか、当時放映されていたCMが流されたり、車内販売ではビン入りのラムネやドロップス、ゴム入りのアイスクリームなど、懐かしい駄菓子が売られたりしており、こだわりが感じられる。床やテーブルは木製で、座席は、形状こそ種車のままだが、モケットもレトロな雰囲気のものに張り替えられている。なお、テーブルに栓抜きは設置されていなかった。

 また、熊本駅と宮地駅では、自転車の積み込み、積み下ろしが可能になっており、各車両には、半室ずつ自転車駐輪スペースが設置されている。阿蘇地区でのサイクリングを楽しむ人に配慮したものだ。なお、利用するには「自転車持込利用券」が必要である。設置箇所は、外からも判別できるように、窓に自転車のマークが貼られている。

 車内販売は、ワゴンサービスではなく、駐輪スペースの一角で行われており、乗客はそこまで出向く必要がある。なお、車内販売は、熊本発列車の場合、準備の関係で光の森駅発車後から開始される。販売品目は、先ほど述べた駄菓子類のほか、阿蘇の素材にこだわった「阿蘇のうなり弁当」(要予約)や阿蘇ならではの特産物がある。鉄道グッズとしては、あそ1962のマークのバッジが唯一販売されている。また、乗客全員におしぼりや飴玉のサービスも行われている。

 車内には、日付の入った乗車記念撮影用のプレートや乗務員用の帽子、乗車の思い出を綴った日記(書き込み可)、記念スタンプなどが置いてあり、旅の思い出として利用する人も多い。

 トイレや化粧室は各車両一つずつあり、こちらも化粧板を取り替えたり、暖簾を設置するなどの改造を受けている。なお、鏡や洗面台はそのままだ。

あそ1962の停車駅

あそ1962の停車駅は次の通り。(上下共通で熊本駅から)

熊本、新水前寺、水前寺、武蔵塚、光の森、肥後大津、立野、赤水、内牧、阿蘇、いこいの村、宮地

 このうち、宮地行きはスイッチバックを行う立野駅で20分間、阿蘇駅では10分間停車する。停車中は、列車内外や記念の撮影に最適である。なお、立野駅停車中には、ホームで名物の「ニコニコ饅頭」が売られている。また、駅から徒歩5分の場所には、南阿蘇鉄道の撮影スポット(立野橋梁)があり、列車が大幅に遅れない限り、立野駅を発車したトロッコ列車を撮影して、再び列車に戻ることも可能だ。

 熊本行きの長時間停車の駅は阿蘇駅のみで、11分間停車する。他、5分間停車が武蔵塚駅、3分間停車が内牧駅、肥後大津駅である。

 

あそ1962の利用方法

 列車は全車指定席となっていて、指定料金は通常期が大人500円、子供250円、閑散期は大人300円、子供150円である。指定券の発売は、他の通常の指定券と同じ1ヶ月前からで、全国のみどりの窓口や旅行会社などで購入可能だ。なお、通常期と閑散期は、時刻表で確認してほしい。

運行日

 JRの発表によると、夏休み期間中はほぼ毎日運行、普段は土休日のみの運行である。

あそ1962写真館

 

―あそ1962・各停車駅での風景―

 

〜熊本駅〜

熊本駅で発車待ち中。2006年8月20日・熊本駅で撮影。

〜武蔵塚駅〜

熊本行きは5分間停車。2007年4月2日・武蔵塚駅で撮影。

〜立野駅〜

立野駅では20分停車。この後、バックして三段式スイッチバックを上る。2006年8月20日・立野駅で撮影。

立野駅停車中には、同駅近くの撮影スポットで、南阿蘇鉄道のトロッコ列車を撮影することも可能だ。2006年8月20日・立野駅で撮影。

〜阿蘇駅〜

阿蘇駅では10分停車。2006年8月20日・阿蘇駅で撮影。

〜宮地駅〜

終点・宮地駅に到着。2006年8月20日・宮地駅で撮影。

回送後は、構内で帰りまでの時間を過ごす。2006年8月20日・キハ200形車内から撮影。

―外観編―

 

側面から。2006年8月20日・阿蘇駅で撮影。

マーク。2006年8月20日・宮地駅で撮影。

ドア周辺とデッキの様子。2006年8月20日・阿蘇駅で撮影。

―車内編―

 

車内の様子@(1号車・キハ28形車内)。2007年4月2日・あそ1962車内で撮影。

車内の様子A(2号車・キハ58形車内)。2007年4月2日・あそ1962車内で撮影。

カーテン。2007年4月2日・あそ1962車内で撮影。

指定席番号表示。2006年8月20日・あそ1962車内で撮影。

号車表示と形式及び車両番号。2006年8月20日・あそ1962車内で撮影。

「昭和」を前面に打ち出しているためか、扇風機には「JNR」のロゴが残っていた。2007年4月2日・あそ1962車内で撮影。

各車両にモニターが設置されていて、阿蘇の紹介や昔のテレビCMが流されている。2007年4月2日・あそ1962車内で撮影。

駐輪スペース。2007年4月2日・あそ1962車内で撮影。

化粧室と洗面台。2007年4月2日・あそ1962車内で撮影。

車内販売のラムネとバッジ、記念スタンプ、きっぷなど。2006年8月20日・あそ1962車内で撮影。

記念撮影用品。2006年8月20日・あそ1962車内で撮影。

―参考までに―

 

キハ58−139(先頭車)とキハ28−2401(最後尾)の改造前の一枚。2006年5月3日・上有田駅で撮影。

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