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長崎本線に普通5両編成登場!―平成19年春のJR九州ダイヤ改正―

光の森⇒熊本間において普通列車での運用を開始した787系有明編成。2006年10月15日・戸畑駅で撮影。

 JR旅客各社が、毎年3月中旬にダイヤ改正を実施しているが、今年のJR九州のダイヤ改正では、禁煙車の拡大や特急列車の大増発などが行われた。

禁煙席大幅拡大を実施

 今回の改正では、JR九州をはじめ、JR各社で禁煙車の拡大を実施した。

 JR九州では、既に九州新幹線「つばめ」と特急「はやとの風」、それに快速・普通列車で全面禁煙を実施してきたが、今改正から特急「リレーつばめ」「有明」「かもめ」「みどり」「ハウステンボス」「ソニック」「きらめき」「かいおう」の8列車を新たに全面禁煙とした。禁煙範囲には、デッキやトイレも含まれる。

 全面禁煙になったのは、おおむね2時間以内で終点に着く特急列車である。2時間を基準にした理由は、新聞各紙の報道によると、「乗車2時間が喫煙をがまんできるか否かの目安」とJR九州が判断したためという。

 なお、「ゆふいんの森」などの観光列車や「にちりん」などの乗車が2時間を超える特急列車については、喫煙席の残存や喫煙コーナーを設置など、“愛煙家”への配慮も実施されている。

 

それまで喫煙車だった14号車も全面禁煙に。2007年3月21日・佐賀駅で撮影。

「つばめ」「リレーつばめ」「かもめ」増発

 JR九州の看板列車が増発された。

 鹿児島本線・九州新幹線(鹿児島新幹線)では、臨時列車だった「つばめ81号」と接続する「リレーつばめ81号」を定期列車化し、「つばめ65号」「リレーつばめ65号」として毎日運転する。

 一方、長崎本線では、特急「かもめ」が博多―佐賀間で2.5往復という大増発が行われた。延び続ける同区間の通勤通学需要に対応したものである。ただし、0.5往復分は、昨年11月から“臨時列車扱い”で毎日運行されてきた佐賀6:30発の特急「かもめ100号」(885系白いかもめで運転)を定期化したものである。なお、運用に変更はない。

 実際に増発された2往復分は、博多18:33発の「かもめ101号」とその折り返しの佐賀20:33発の「かもめ106号」、博多22:30発の「かもめ103号」とその折り返しの佐賀23:21発の「かもめ108号」で、「JR時刻表」の表記では、いずれも783系運用の模様だ。ただし、こちらは設定当初から定期列車となっている。

2.5往復増発のうち、2往復分を新たに担当することになった783系。2007年3月18日・佐賀市内で撮影。

山陽新幹線と「ソニック」の小倉接続が改善

 山陽新幹線と12時〜20時台に大分方面へ向かう「ソニック」9本のダイヤを見直し、小倉駅からの接続が改善された。

運転区間延長や停車駅増加

 特急「有明6号」の始発駅を、光の森駅に変更した。これに伴い、光の森⇒熊本間は普通列車となり、各駅に停まる。両数は4両(8〜11号車)となっており、熊本からさらに7両を連結して博多へ向かう。8号車の半室グリーンは「グリーン車指定席」なので、「青春18きっぷ」では乗車できない。しかしながら、乗車券(青春18きっぷ)1枚で特急形車両に乗れる列車が熊本にも設定されたことは、大いに歓迎したい。

 一方、日豊本線の特急「ソニック」のうち、博多―中津間を結んでいた列車を博多―柳ヶ浦間に延長し、それまで通過していた下曽根駅に新たに停車するようになった。

長崎本線に813+817系併結の定期列車登場

813+817系併結の普通電車。鳥栖行きは、佐賀駅3番乗り場に入線。2007年3月21日・佐賀駅で撮影。

 最後にローカルネタを。今回の改正から、長崎本線で813+817系併結の定期列車が登場した。福北ゆたか線では定期運用で既に存在していたが、長崎本線では臨時列車を除くと今までになかった編成である。

 今回、813+817系併結が始まった運用は、2829M鳥栖7:29発の肥前大浦・早岐行きである。この列車は、もともと817系3編成を連結して、前4両が肥前大浦行き、後ろ2両が早岐行きとなっていたが、このうち肥前大浦行きを813+817系に運用変更し、5両編成となった。その折り返しの2840M肥前大浦9:24発鳥栖行きも同時に5両編成となり、需要が比較的低い昼間の長崎本線普通列車としては、最長の編成となった。なお、肥前大浦発については、5両編成のままで鳥栖駅へ向かう。

★このほか、列車の乗り場変更や編成の増減などが、九州各駅・各路線で行われた。

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